今日は一冊の本を紹介したいと思います。
韓国人の元ソウル大教授、現・李承晩学堂校長の李栄薫(イ・ヨンフン)氏が中心となって、出された『反日種族主義』という本です。
韓国で10万部以上のベストセラーとなり、日本でも販売されましたが、大きな反響を受け、発売初日に大増刷を決定し、日本でも25万部を突破したそうです。
2019年は日韓関係の危機を今まで以上に感じた一年でした。
そんな中で、命かけてこの本を出して、韓国の未来、日韓関係、アジアの限界、西洋と東洋が融合する道を模索しながら、韓国の問題を明確に語っている、李さんの姿にとても尊敬しました。
本には韓国は嘘の文化であり、嘘を正当化させる根っこにあるのが反日種族主義であるということが語られています。
この反日種族主義、シャーマニズムを突破しないと韓国の未来がない。
元々は東洋は種族主義、シャーマニズム的な物質主義が残っている中で、韓国はその中でも病的であるそうです。
このままでは韓国の未来がないと、この本では 語られていますが、それは逆をいうと日本の未来がないということにも繋がります。
第二次世界大戦後、日本の中にも痛みがあり、それが今も続いています。
日本は明治維新をおこし、アジア式の近代化を成功させようと、西洋の近代化勢力と戦ってきました。
結果的にアメリカに原爆を落とされ、戦後ずっと日本は主義主張せずに、他の国との和解を優先してきています。
韓国との関係も同様で、韓国の日本に対する歴史認識のの歪曲に心痛めてきました。
共産主義勢力の日韓分離政策も背景にあると思われます。
『歴史に嘘をつくことはできない』と言いきり、歴史の精密な事実データを元に、日韓がお互いに理解し合うことを、本の著者は願っているのだと感じます。
この本を日本人がどのように捉えるかがとても大切だと感じました。
隣の国に関心をもち、応援すること。
日韓が一つになり、シャーマニズム的な種族主義を卒業し、本物の尊厳自由民主主義を成し遂げていくこと。
過去の歴史も理解した上で、歴史を包越し、因果の論理をどう超えられるのかがとても大切だと感じました。