日本民藝館へ足を運ぶのはこれで3回目です。
行くたびに、民藝館に展示してある工藝品の魅力を感じて、民藝運動の時代の歴史など
をもっと知りたくなり、ついつい長居してしまいます。。
今回の特別展のテーマである、天然藍による絞り染の第一人者として知られ、「片野
絞」と呼ばれる独自の技法を確立した片野元彦(1899-1975)さんの作品は、美しくて
風情があり、とても感動しました。
特に、このような美しい藍色をみたのは初めてでした。
藍の色は、我が民の持つ極美の色であり、他の国々の藍色よりはるかに優れた色である。
片野元彦”絞と私”より抜粋
写真家の藤本巧さんの記念講演会”片野元彦のこと”にも参加してきました。
片野元彦は命がけで仕事をした人なのだと感じました。
今までの人生のみならず、その先祖も含めた命を大切にし、
絞りを通して、”日本民族の生き方をそのまま表している。”
そのような印象を受けました。
このような心のある仕事が、継承されていくような日本をつくっていきたいと思いました。