仕事をテーマに、自分自身の変化をストーリーにしています。
今回は4回目です。
前回の記事はこちらです♪
そんな中で、私は都市計画やまちづくりの研究室に入り、当時神戸新聞と一緒に阪神・淡路大震災の復興まちづくりの研究に取り組むことになりました。
私は震災とは無縁でしたが、当時復興が10年目を迎える中で、初めて神戸の街と出会ったときは大きな被害を彷彿させ、ショックだったことを今でも覚えています。
そんな中で、ある在日韓国人の方との出会いがありました。
その方は一番震災の被害が大きかった神戸の長田地区に住んでいた方でした。
震災でインフラや建物だけでなく地域の産業も機能しなくなり、0から地域のまちづくりや産業やブランドを構築しないとならない中、その在日韓国人の方はアジア人が共生するまちをつくるというビジョンを持って取り組んでいて、日本人と韓国人という国家アイデンティティや国境を超えて、何かをなし得て行くことの美しさを感じました。
その時に、インフラを整備するだけの形の復興ではなく、本当に大切なことは住む人一人ひとりの心の復興が必要で、心を一つにしてビジョンを具現化して行くことがこれからの時代に必要だということを学びました。
漠然と心の時代が来ることを感じながら、生きる道を模索する中で、私はファシリテーターとして、人の心の問題を解決したり、人と人をつなげてビジョンを達成していく関係づくりに携われる仕事につきたいと思いました。
当時ゼミの教授にそのような研究をしている九大の先生を紹介してもらい、勉強するために福岡に戻りました。
しかし、福岡に帰ってからが私の人生で一番苦しい時期でした。
▶︎⑤へ続く・・・